プリンセスラバー! 上巻 「キミといっしょの朝」
プリンセスラバー! 下巻 「ひとりにシたくない夜」
プリンセスラバー! 上巻 「キミといっしょの朝」
ストーリー
フィルミッシュ公国で代々騎士を務めてきた
ファン・ホッセン家の長女シルヴィアは
男性顔負けの凛々しさが魅力の、まさに現代版“女騎士”。
国のため、民のため、その身を捧げるのが自らに課せられた至上にして崇高な使命。
そう心に誓って生きてきたシルヴィアの前に、
親どうしが決めた婚約者、有馬哲平が現れる。
一途な想いをぶつけてくる哲平を次第に憎からず
想うようになっていくシルヴィアであったが、使命感が邪魔をして素直になれない。
そんなある日、父親が不在の数日間、
哲平の住む有馬家の屋敷に妹マリアともども預けられる事になる。
そしてその夜、哲平の想いを拒みきれず、半ば強引に一夜を共にする事になり……
シルヴィアから見れば自堕落ともいえる肉欲に溺れる日々が始まる。
学校の帰りに……夜のベッドで……二人は互いを求めあうのだった。
プリンセスラバー! 下巻 「ひとりにシたくない夜」
ストーリー
颯爽と剣を振るう貴族令嬢シルヴィア=ファン・ホッセン。
現代版”姫騎士”ともいえるこの誇り高き少女の願いは、
守るべき国民と国のために生涯を捧げる事だった……いや、だったはず。
親が勝手に決めてきた婚約者である有馬哲平と一夜を共にして数日、
シルヴィアは自分の揺れる心に戸惑っていた。
「破廉恥な! 白昼堂々あんな行為に及ぶだなんて我が身の事ながらどうかしている!」
有馬家に仕える少女、藤倉優から借りたメイド服に身を包んで哲平を誘い、
まっ昼間の車中で身を委ねた。
常に哲平の身近にある優が妬ましく、男にいいようにされるだけの自分が腹立たしく、
理性よりも感情に突き動かされての行為だった。
「貴公の言いなりになれというのか?」
「だってシルヴィが独り占めしたいって言うから」
そんなシルヴィアに哲平は更に迫る。
「わたし、シルヴィア=ファン・ホッセンは、
有馬哲平に一日限りの……隷属を誓います」
放課後の誰もいない図書室……学生服で……
男の求めるままされるがままに身を委ねる、言いなりの女。
シルヴィアは哲平の熱いひと突きに応えて甘い吐息を洩らし、
理性が蕩けるまで肉の責めを受け、ついには公衆の場所で失禁させられてしまう。
「だって、こんな女にされてしまった。慎みもなく恥知らずなわたしに。
あなたはわたしのすべてを剥き出しにしてしまう……
価値観も誇りも、すべてぐちゃぐちゃだ」
哲平という「男」に溺れていくシルヴィア。
自らが「女」であると思い知るばかりの日々。
妹マリアと哲平の兄妹のような親密さにすら嫉妬を覚えてしまう、
以前のシルヴィアにしてみれば自堕落で、
女らしい悦びに浸る日々はだが突然の終幕を迎える。
祖国で発生したクーデター。シルヴィアは国を守る騎士としての決断を迫られる。
「わたしも変わった。命じられるまま似合わぬドレスなど身にまとい、
か弱い女の如く扱われるのが……今は心地よい」
ひとつの決意を胸にシルヴィアは哲平の前でドレスを脱ぎ捨て、
生まれたままの姿を晒すのだった。
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